今世間を騒がせている(?)問題の一つに物流の問題があると思います。ECでの購買が非常に活発になり、Amazonや楽天、Yahoo!その他で購入した荷物を届けるにあたりヤマトや佐川がキャパオーバーになってるよ、みたいな感じです。よくニュースではヤマトがAmazonに値上げ交渉をする!などの話をしているが、それはあまり本質的な改善にはならないと個人的には思っております。物量の問題なので

確かに料金が上がれば人件費や採用予算に使うことができ、仕事が楽になるかもしれませんが、それも限界値があるのでどこまで対応できるかということです。そもそもECの物量が今現在がピークとは思えず、今後共増え続けていくと思いますので。

そう考えるとそもそもの物流の仕組み、特に個人宅に向けての配送業務の改善を図ることが大事なのではないかと思います。いわゆるラストワンマイル問題ですね。大手物流メーカーは各地に営業所を構えており、その営業所から個人宅の配送に問題があるようです。

欧米ではラストワンマイルに自走機能をもたせたドローンの開発や日本でも宅配ボックスも増えているのもラストワンマイルに対する課題解決の一つの打ち手です。ただ、自走機能やドローンなどについては技術的な進歩を待つと同時に日本では集合住宅が多いため、「建物まで届けばいい」ではなく個人や部屋に対する最適化も必要となるとまだまだしばらく時間がかかりそうです。

ECの注文から個人宅到着までのフロー

  1. ネットで注文(配送日時指定や翌日着くなどの期待を持って)
  2. 店舗が発送(運送会社主語だと集荷) or Amazonの倉庫が発送業務の代行
  3. 最寄りの営業所に荷物到着
  4. ターミナルセンターに集約
  5. 各方面のターミナルセンターに配送
  6. 各地域拠点営業所に配送
  7. 個人宅に配送
  8. 不在であれば不在票入れる
  9. 再配達

というのが大まかな流れかと思います。この中でも物流網の中で改善の余地があるのが店舗の発送(集荷)と個人宅への配送かと思います。

1つは集荷問題

ニュースでは時間指定したくせに不在にしている消費者が悪い!とかよくわからないことを言っているコメンテーターがおりますが、集荷側でも手間やコストは大きいのではないかと思います。集荷は各工場や倉庫、個人事務所、オフィス、コンビニ発送の拠点を回りながら荷物をかき集めていると思いますが、これも結構な人手と時間がかかっていると思います。もちろん相手が法人なので、集荷に来たのにいない!とか右も左もわからない担当者ですごい時間がかかるということも少ないでしょうが。

結局のところ問題は移動時間が主たる物になってくると思います。もし積荷が一杯になったら他のトラックも用意しないといけなかったりするわけで、それが送る荷物が自動的に営業所に集まってくる仕組みを作ればヤマトさんたちは大喜びでしょう。何もせずそんなことはできませんが、、、事実宅急便の荷物を営業所まで持っていったら100円引き!なども行っているので、そのコストを支払ってでも持ってきてもらったほうが嬉しいわけです。

物流の集荷問題を最適化する。

倉庫業務を運送会社を行う or 大規模倉庫業務をやってくれる会社に委託し、商品倉庫と発送業務を受け持つという選択肢もあります。実はAmazonはFBAというシステムがあり、Amazonの倉庫に入れておけばAmazonで注文されたものや他モールで注文が入ったものを連絡すればAmazonが勝手にピッキングし、発送してくれます。

いまのEC事業者のフローはこうです。(AmazonのFBAを使用しない場合)

  1. 仕入れ
  2. 自社工場、倉庫に在庫保管
  3. 注文が入ればピッキングし、出荷。(運送会社に集荷してもらう/定期集荷含めて)

という流れになりますが、この仕入れの段階からどこかの会社が受け取り、検品し、注文がいはったらピッキングし、まとめてヤマトが集荷に来てくれるようなサービスを開始すれば倉庫業務のみをやっているよりもサービスを強化することもでき(今まで場所に保管することとしてお金をもらえなかったが、他の付加価値を着けることが出来る)、なおかつヤマトなどの小口の集荷業務を取りまとめることでヤマト側も助かるでしょう。レンタル倉庫とかやっている会社ならありかもね。と思います。

実際Amazonでも同様のサービスはありますが、結構な手数料を持っていかれるので、小口を集中して囲い込む、地域のヤマトと提携する、他の自社既存事業とのシナジーを出す方法を模索すればお客さんからも儲かるかもしれません。

長くなったので、ラストワンマイル編は明日に